O2O(オー・ツー・オー、オンライン・トゥ・オフライン)について
スマートフォンの普及によって、広がりを見せるマーケティング施策のひとつに「O2O」がある。概念と具体的な手法を整理しておく。
まず、O2Oとは、Webサイトやアプリなどのオンラインサービス上の消費者を、店舗やイベント会場などのオフラインサービスへ導き、消費意思決定を誘うマーケティング施策のことである。単純化すれば、メールやSNSを使った情報発信で、オンライン上の消費者をオフラインに誘導する手法のことといえる。
小売業やサービス業が実施することが多く、メール(オンライン)によるリアル店舗のクーポン(オフライン)を配布する、ECサイト(オンライン)で店頭ポイント(オフライン)を付与するなどが典型的な手法である。優良顧客のリピート促進や、紙チラシの補完なども期待することができる。
野村総合研究所の予測によれば、
2012年度には29兆8000億円だったO2O消費の市場規模は、2017年度には50兆9000億円に成長する。
とされている。
【O2Oの事例】
- スターバックス クーポン配信サービス「STARBACKS e-Ticket」
- GU アプリ「ジーユー」