O2O(オー・ツー・オー、オンライン・トゥ・オフライン)について
スマートフォンの普及によって、広がりを見せるマーケティング施策のひとつに「O2O」がある。概念と具体的な手法を整理しておく。
まず、O2Oとは、Webサイトやアプリなどのオンラインサービス上の消費者を、店舗やイベント会場などのオフラインサービスへ導き、消費意思決定を誘うマーケティング施策のことである。単純化すれば、メールやSNSを使った情報発信で、オンライン上の消費者をオフラインに誘導する手法のことといえる。
小売業やサービス業が実施することが多く、メール(オンライン)によるリアル店舗のクーポン(オフライン)を配布する、ECサイト(オンライン)で店頭ポイント(オフライン)を付与するなどが典型的な手法である。優良顧客のリピート促進や、紙チラシの補完なども期待することができる。
野村総合研究所の予測によれば、
2012年度には29兆8000億円だったO2O消費の市場規模は、2017年度には50兆9000億円に成長する。
とされている。
【O2Oの事例】
- スターバックス クーポン配信サービス「STARBACKS e-Ticket」
- GU アプリ「ジーユー」
12月11日~12月13日のツイート/マーケティング四方山話
「個人も法人も、みな社会の一員なのだから、社会を意識して資本活用すべき」が持論なので、#コトラー 氏のこの論調には心が震える!
資本主義はいま、みずからを傷つけている “近代マーケティングの父”からの警鐘 https://t.co/PzSb0HjCkF @dhbr_japan
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 11
世の中がいくら変わっても、#マーケティング は変わらない。=マーケティングとは、極めて戦略的なものであり、どの市場でどの製品を投入すべきなのか、その時の価格帯は、流通はどうするかを、包括的に考えるべきもの https://t.co/PzSb0HjCkF #唯一変わったのはその全て
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 11
競争激化が目に見えているコモディティ製品市場への参入、コスト構造の違う製品への新規投資は、非常にタフな意思決定だが、各社勝算はあるのか。
#タブレット #PC https://t.co/acWOmGKW4c
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 11
#パン の温め直しは難しく、美味しくならないと諦めていたので、これは試したい。そして、#バルミューダ の #マーケティング が好きである。
=焼きたてよりおいしい?バルミューダが提案する「リベイク」という新習慣 https://t.co/X6s2OfES7h @wired_jp
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 13
セレブ愛用の希少品に対する需要急増→ブームが引き起こす事業規模拡大→事業拡大が引き起こすスノッブ効果と需要減。このサイクルにいくつのブランドが陥ったことか。
RT @wwd_jp LA発セレクトショップ キットソンが全事業を終了 https://t.co/P8tt8ySMKy
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 13
12月7日~12月10日のツイート/マーケティング四方山話
#人工知能 その価値はデータにあり。=グーグルはAIエンジン「TensorFlow」のコードをオープンソース化することで、真の価値はソフトウェアやアルゴリズムより、AIを“より賢く”するために必要な「データ」にこそ宿ることを示した〜 https://t.co/vG8yrJcduY
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 7
#グランピング アウトドアもラグジュアリーに、という価値観は、都会派女子など非アウトドア層に響きそう。移動手段の提供者がいれば完璧か。=RT @wwd_jp 【コラム】グランピングはファッション&マーケティングで成功するのか? https://t.co/yDsIECCCAX
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 7
企業が #環境保護 を啓蒙し、森林事業者からCo2吸収実績を買い上げるのは結構だが、実際に環境活動をしていないので、エコではなくエゴに見えてしまう。=買い物で、森と水と空気を守る 環境貢献型商品の普及・啓発へ #販促会議 https://t.co/9HbMKysYuy #アドタイ
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 7
#Amazon がARに関する技術で特許取得。レーザーで立体的に表現する #ホログラム と違い、実際のモノに投影するとのこと。#3D市場 でもAmazonが躍進するか。=アマゾンの特許技術は「ゴーグルなし」で部屋をAR空間にする https://t.co/3MqUovCSNP
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 7
生放送に出稿するスポンサーが、その番組内の事を気にするとは思わないが、もしデイリースポーツが、その「別のゲーム会社」から出稿されていても、この事を記事にするだろうか。=M-1王者の「パズドラ課金」発言話題 https://t.co/QC2hC0n07R #Daily_Online
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 7
#ワイドFM は災害対策や難聴対策のために、AM放送区域でFM周波数を用いる補完的放送のこと。ラジオ聴取者への安心安全の提供が目的である。そこに広告市場としての価値も付けるのが電通。=電通報 - 「ラジオは、いま買え。」 https://t.co/ZDshXRaIHL #広告
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 7
#ビッグデータ と #AI の時代においては、データスタジアム社のように、サービスメーカーの研究開発にデータ提供、参画できる企業も力を持つ。=コロプラとデータスタジアム、Jリーグデータの研究・開発を開始 https://t.co/yvKUAEAhsG @markezine_jp
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 7
#EV 用充電器の導入には、本体+電源供給設備の初期コスト、電気料金+メンテナンスの運用コストがかかるため、ROIをどう見るかが肝要。#GMS の新たな活路を見いだせるか。=イトーヨーカ堂/新国民運動「COOL CHOICE」推進 https://t.co/Ctxalaom6d
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 9
ワタミ創業者のことはバイアスがかかった見方しかできないが、この言葉には共鳴する。=「会社=子供が死ぬとなったとき、それを横で見ている親はいない。自分の財産も何もかも全て投げ打って、救いにいくのは当然のこと。」 https://t.co/HCST2OkSWN @Toyokeizai
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 10
「グラマラス」と「キャンピング」を掛け合わせた造語 #グランピング をGoogleトレンドで見ると、日本では、この一年で急浮上していることがよく分かる。ブーム化するか、カルチャー化するか。 #星野リゾート #トレンド #google pic.twitter.com/DPAiM4J424
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 10
#ジェットボイル は、多くの企業が陥る #イノベーションのジレンマ を象徴するにふさわしい製品である。=「お湯を短時間でしかも燃料を最小限しか使わずに沸かすという点にフォーカスするために、ほかの利便性を大きく犠牲にした商品です。」 https://t.co/RzU37RPR3C
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 10
#OTC医薬品 選びは、製品ブランド選びの要素が強いと思っていたので、この行く末は興味深い。一消費者としても、うがい薬といえば #イソジン で、メーカーで選ぶ意識はないな。=「イソジン」ブランドが消える明治うがい薬 今後の影響は? https://t.co/ILY8CeZeHb
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 10
#東芝 がテレビの生産をやめても販売を続ける理由が、流通チャネルの優位性であれば、スマイルカーブ理論の通りだが、果たして真相はどうか。=東芝、テレビの自社生産から完全撤退 https://t.co/WjH0YaBKvt #HuffPostJapan
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 10
12月4日~12月6日のツイート/マーケティング四方山話
#マック こんなに閉店を惜しむ愛好家たちがいるなら、彼らともっと向き合うマーケティングをしていれば、ここまでの業績不振には陥らなかったのではとも思う。=「正直つらい」――相次ぐ閉店で「マックロス」 https://t.co/7PQ7ERAidk #jcast_news #マクド
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 5
激しく同意です。=「マーケティングを制する方法って、自腹で広告出して失敗を繰り返すことだ。これをしない限り、どんな大先生にマーケティングを教えてもらっても、ー、その本質は全く理解できてないのと一緒。」 https://t.co/n0vATburKn a_markrying #禿同
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 5
#EXILE メンバー編成などにおいて、現状に固執せず、自分たちを劇的に変えられることが凄さだろう。エンタメの世界といえど市場はすぐに満たされて飽和し、同じモノへの需要は早く落ち込むことを知り尽くしている。=EXILEのビジネス戦略 https://t.co/0haCCH895o
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 5
立ち上がりは中央集権的なマーケティングで良いが、優良顧客の育成には地方分権が必要だろう。地域スポーツは、一つひとつのチームがそれぞれの地域に根ざして、地元ファンに支えらることが重要。=バスケ新リーグ、顧客情報を一元化 https://t.co/YNBW7d4z0W #Bリーグ
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 5
#広告 を見て欲しい者は沢山いるが、見たい者は多くない。だから、間をうまく媒介するメディアが重要な役割を持ち、その中のコンテンツと広告の関係は大切。収益最大化の名目で空き枠を乱売するSSPや、入札価格重視で広告配信するDSPは、その関係を陳腐化させていないだろうか。 #Web広告
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 5
「マーケティングって何?」にスマートに答えるための厳選オススメ20フレーズ
「マーケティングって何?」、「マーケティングって何をするの?」、こんなコトを考えることはないか?あるいは、マーケティング担当者であれば、この手の質問を受けたことはないか?
私はある。社内外問わず、様々なステークホルダーから、「マーケティングでどういうことをしていますか?」と尋ねられる。その際、その時に自身が携わっているマーケティング部門、マーケティング・プロジェクトについて、“私のやっていることはこれです”と一様に答えることはできない。毎回、実践していることが違うからである。
たとえ、同じ「業界」で、従業員数や売上などの「規模」も同じ企業同士が、同じ「製品・サービス」を扱っていたとしても、「マーケティング戦略」だけは異なることは往々にしてある。むしろ、競争や差別化という命題のもと、同じことをやっているケースの方が少ないだろう。
それほど、「マーケティング」は、それを実践するフィールドやヒトによって、(結果として)実践していることが大きく異なる。
とは言え、「マーケティングとは何か」という問いに対しては、その本質をスマートに語りたいものである。
そこで、自戒の念も込めて、とっさに答えることができるように、回答フレーズを準備してみた。オリジナルのフレーズだけではなく、マーケティング分野の大先輩方の御言葉も拝借(引用)している。では、早速紹介する。
ソフトな一般論編
- マーケティングとは、概念であり、活動そのものである。
- マーケティングとは、売れる仕組み作りのことである。
- マーケティングとは、顧客を知ること、顧客の気持ちをつかむことである。
- マーケティングとは、事業目標達成に向けて、「自社」を「市場」に「適合」させることである。
- マーケティングとは、誰に、どんな価値を、どのように差別化し、どのように具体化するのか、に関する一貫性のある考え方のこと。
- マーケティングとは、企業、組織、個人が行うあらゆる活動のうち、対象となる顧客の立場からすべてを発想する唯一の活動である。
ややハードな一般論編
- マーケティングとは、製品やサービスを、提供者から消費者へ円滑に移転するための活動である。
- マーケティングとは、消費者のニーズやウォンツに、提供者のサービスや製品の価値を適切に伝達することである。
- マーケティングとは、情報の管理から顧客ニーズの吸い上げ、市場の分析など、企業が直面する外部環境と、企業自身との間に、良い関係性を構築するための手段である。
学者・学会による論文・解説フレーズ編
- マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合活動である。【 by 日本マーケティング学会 】
- マーケティングとは、個人や集団が、製品および価値の創造と交換を通じて、そのニーズや欲求を満たす社会的・経営的プロセスである。【 by フィリップ・コトラー 】
- マーケティングとは、単に市場調査や販売促進といった意味ではなく、企業と顧客の間で価値を生み出してゆくコミュニケーション活動全体のこと。【 by フィリップ・コトラー 】
- マーケティングとは、生産者から消費者に至る財ならびにサービスの流れを推進するビジネスの諸活動である。【 by アメリカ・マーケティング協会 】
- マーケティングとは、標的市場を選定することであり、その標的市場に対し、最も適切なマーケティング・ミックスを実行することである。【 by エドモンド・ジェローム・マッカーシー 】
- マーケティングとは、個人や組織が製品の創造を行い、市場での交換を通じて自らのニーズや欲求を満たすために行う様々なプロセスのことである。【 by 日本オペレーションズ・リサーチ学会 】
相手におっと思わせるシャレオツなフレーズ編
- マーケティングとは、学問の一つである。応用科学の中の経営学に属しており、経営学の多くの理論のなかでは、マーケティング論の歴史は比較的浅い方である。
- マーケティングとは、「コトラーを知ること」である。【引用:http://u-note.me/note/47494478】
- マーケティングとは、「人の心を動かす」ことである。【引用:http://nipponmkt.net/2013/10/23/takurami-04natsuo_s01/】
- マーケティングとは、マッチングである。【引用:http://www.keiomcc.net/sekigaku-blog/2012/01/post_473.html】
- マーケティングとは、「愛」である。
いかがだろう?シチュエーションや話す相手によって使い分けるのが望ましいが、ご自身にとって使えそうなフレーズは、この中にあっただろうか?
なお、引用フレーズで他人に説明する際は、「○○氏曰く~~」とか、「~~って○○氏は言っているから」と補足することを推奨する。
マーケティングは、時代や環境によってその役割が大きく変化・進化することがあるが、その本質は常に変わらず、普遍的なものであることは、しっかりと押さえておかなければならない。マーケティングは奥が深い。
12月3日のツイート/マーケティング四方山話
#人工知能に「データ学習済み」という価値が付加されるようになった。今後は「AI向け学習用データセット販売」や、「AI学習代行サービス」などの新市場も生まれるだろう。=学習済み人工知能を販売するベンチャー「メタデータ株式会社」 https://t.co/VcuJVgnzeu #AI
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 3
12月2日のツイート/マーケティング四方山話
新興者が先人に絶対に勝てないものがあるならば、歴史と伝統だろう。それを手に入れる手段が買収だが、重みの維持には相当の努力が必要となる。=創業255年の英老舗玩具店を中国企業が買収へ https://t.co/UfbOCa6fN6 #M&A #ハムリーズ #千百度 #マーケティング
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 11月 30
#スタートアップ テクノロジードリブンでの立ち上げだと、プロダクトアウト型になりがちだが、マーケティング戦略の修正には大きなコストがかかるので、初期設計は大事。=スタートアップにこそCMOとCDOが必要。 https://t.co/8MASIrTW8f @markezine_jp
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 1
今まで展開していなかったのが不思議なくらいです。=YKK AP、Facebookなど3メディアの公式アカウント開設~「憩い」のコンテンツでファン拡大へ:MarkeZine(マーケジン) https://t.co/gdEVrETzyz @markezine_jp #公式アカウント
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 1
#要読 企業活動の全体像をも変えようとしているテクノロジーのインパクトよってもたらされる近未来型マーケティングのあり方が語られているとのこと。=RT 『宣伝会議』1月号「マーケティング・テクノロジーの未来」の読みどころ https://t.co/CXnlQAKEL1 #アドタイ
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 1
「認知はTVCMで、興味・関心・理解はスマホ動画で」というのは当たり前の話。むしろ、TVよりもスマホの普及率の高くなった現代においては、認知形成をTVに頼らず、スマホ中心で、どこまで認知させることができるかが重要だろう。 https://t.co/1AOlzYCPfl #アドタイ
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 2
#人工知能 を搭載するロボットがレースを繰り広げ、それをヒトが観戦する。ドライバーやエンジニアたちの個性や人間味が無い世界、アツくなれるか?=自動運転車のカーレース「ROBORACE」、2016年に開催へ(動画あり) https://t.co/yv3koQJwdz #スーパーGT
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 2
「モデルは自分で自分のマーケティングをしなければならなくなったのよ」と語る彼女にとってのマーケティングの定義は不明だが、この記事自体がマーケティングであることは事実。=最近のモデルに必要なのは“マーケティング力” https://t.co/NkUBAPdfRQ #カーリー・クロス
— 港区で働くCMOのマーケティング四方山話 (@MinatokuCMO) 2015, 12月 2